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俺たちのダイエー、鴨ダイ、鴨池イオン最後の1日最後の瞬間を見てきた

どうも、僕です◯┓

台風一過の夏休み最終日イブ2024年8月31日、イオン鹿児島鴨池店が閉店するということで行ってきました。
僕はネイティブ鹿児島市民ではなく、当時指宿市民としてたまに連れて行ってもらえるユートピアであったという思い出を持つ場所です。
行けるのであれば行かねばならぬという使命感をもって最後の瞬間を見に行ってまいりました。
当時は車から降りてエレベーターを降りてという入りかたであったわけですが、市電郡元電停を降りて入店するこのムーブもああ・・・市内に住んでいるなという感じです。
みんな鴨ダイ鴨ダイっていうけども、僕にとっては「市内のダイエー」なのです。
この感じ、喜入とか南薩あたりにお住まい・お住まいだった方にはご理解いただけるのではと思います。

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宝くじ売り場チャンスセンターも終了。
44年で億万長者もここから生まれたことでしょう。
さくさんの笑顔をありがとうございましたという文字にグッときます。

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入り口前の動物オブジェ。
全身の鴨池動物園リスペクト的なやつかと思われます。
ツルツルになった背中、たくさんの鹿児島キッズたちを喜ばせてきた証ですね。

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閉店のメッセージが掲げられた看板。
49年やってたのか・・・
半世紀も昔ってもうかなり昔な気もしますが、こういう建物があるくらいは最近かと思うのは昭和の感覚なのかもですね。

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閉店は建物老朽化によるものだそう。
おそらく開店当時は近所の商店街のお店もたくさんなくなったりしたのだと思います。
小さなお店を回って必要なものを買い集める時代から、一つの商業施設でものが揃う時代へ変遷していく鹿児島の歴史を担ってきたお店がなくなっていく・・・
これもまた時代なのでしょう。

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クレープ屋さんもなくなるということで、最終日めっちゃ並んでました。
最後尾プレートも出ており、ちょっと食ってみるかとはなりませんでしたw

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ここでな、ポテトのLを食うのが好きだったんですよ。
いつの間にかなくなってたけど。

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ラス1が売れるところに遭遇しました。
食べるところと熱心にカメラが追っていましたが、じっくりゆっくり食べさせてあげなよと思ったのはここだけの話です。
他のイオンにあるっぽいので引き続き楽しめる味ですが、ここで食べられるのもこの日が最後となりました。

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店内では閉店セールをやってました。
マスクの投げ売りワゴンをみると、近年は本当に大変だったろうなと思います。

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パワーストーン屋さんも閉店セール。
こんなお店があったのか。

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100円ショップは半額セールもやってました。
50円・・・ってこと?
ほぼほぼ売り切れてました。

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真ん中の広場。
閉店直前までいろんなイベントが催され、キッズたちを楽しませてくれました。
たくさんの鹿児島民に愛された場所です。

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最近は鹿児島ユナイテッドFCのショップやフットサルコートもあり、ファンの方が結構行ってたようです。
この階段、かっこいいねぇ。

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スロープの上から広場を眺めるのもこれが最後。
でっかいスロープ、天井、謎の穴。
まれにしか行けない南薩キッズにとっては「ここが未来か」と初めて触れた都会となった場所です。
今見ても面白い作りをしています。

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フットサルコートでは最後にプレイするキッズたちが休憩してました。
桜島を眺めながらフットサルできる、鹿児島の子供が育つ場所として最高の場所だったんじゃないかな。

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フットサルコートを眺めていると、まさかの知り合いパイセンに会いました。
パイセンも元大隅民、どんな気持ちで眺めていたんでしょうか。

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立体駐車場。
迷子になった人も多いんじゃないかなと思います。
フロアごとに動物が配置されていたのも動物園リスペクトでしょう。
ここもなくなるんだね。

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まぁ無理だろうけどワンチャン・・・と思いキッチン玄さんへ。
トンテキでも食えねぇかなと思いましたが無理でした。
移転して営業するそうなので楽しみです。

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順番待ちシートも大変なことになってました。
みなさん最後の味を楽しんだようです。

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売り場をうろうろしてみると、売り切ったのかまっさらになった場所もありました。
49年前、どんなキラキラした気持ちで売り場を作ったのか、これから鹿児島にすごい店を作るぞと意気込んでいた方々ももうこの世にはいなかったりするのかーなんて考えると込み上げてくるものがあります。
これで終わりと思うと胸が締め付けられる思いになりました。

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ゲームセンターも最後の営業。
昔の鹿児島はちゃんとしたゲーセンなんてほとんどなかったし、ヤンキーも多くて怖かったのでこういうゲームコーナーで遊ぶしかなかったという人も多かったのではないでしょうか。
最近はカードが出てくるゲームとか、UFOキャッチャーやメダルゲームもブームなんでなかなか賑わっていました。

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ジャグラーを擦っている親子。
ペカったらお母さんが目押しをしてくれるはずです。
最後だから設定も入っている気もしますが、メダルどうするんだろう。

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ちょっと昔っぽいゲームもありました。
こういうのやってたなぁ。

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こんなシンプルなゲームによく小遣いを注ぎ込んでいたものだと思うわけですが、最近の子供も喜んでやってました。
こういうのは世代も時代も関係ないのかもですね。
そう思うとちょっと嬉しくなりました、楽しく過ごしてね。

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UFOキャッチャーも最後の景品がなくなっていました。
完売御礼の文字がまた泣けます。

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キティーちゃんのポップコーンも役目を終えて販売終了。
どこに行くんだろう。
ここでがんばってきたゲーム筐体たち、行くべきところに行って欲しいなー。

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おもちゃコーナーは5月以降は入荷がなかったようです。
昔はここじゃなかった気がしますが、僕もバトえん(バトルえんぴつ)とかビーダマンを買い漁ってた気がします。
指宿には売ってないおもちゃがね、たくさんあったのです。
夢のような場所でした。
昔、鴨池で開催される横浜フリューゲルスのチケットが当たる抽選会があり、めちゃくちゃ欲しい行ってみたいJリーグみてみたいと思っても結局当たらなかったという記憶があります。
今ではあたりまえにJリーグの試合が見れるようになったのも隔世の感があります。

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そしていよいよ最後の瞬間へ。
近くの店員さんにどこでセレモニーやるか聞いたら、場所を教えてくれて、最後にお花も配るからと丁寧に教えてもらいました。
メディアの人もめっちゃいました。

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大スキなダイエー49年間ありがとうと書かれた紙を持つキッズもいました。
大人の意向がやや含まれているなとも思ったのですが、親から子へ思いを繋いだ場所でもあるのでしょう。
若い子っぽい方がSNSで思い出の場所ですって書いてて、んなことねぇだろ最近行ったか?とうがった思いで投稿を見てみると、割と最近の写真を載せてるんですよね。すまんかった、君らの鴨池イオンでもあったんだなと申し訳なく思いました。
みんなのダイエー、イオンだったのに最後の最後に気づきました。

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市電上の歩道橋にもめちゃくちゃ人が集まってきました。
あそこからの写真もSNSにたくさんあがってましたね。

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店長さんの挨拶はインスタやYoutubeに掲載したのでぜひご覧ください。
全部載せてくれてありがとうとか、当時の思い出を語ってくれるコメントもたくさんつけてもらっているのでぜひご覧ください。
本当に愛された場所なんだなとずっと再確認できます。

最近全国で商業施設の閉店が相次いでおり、そういう場面をSNSでよく見ていたのですが、地元の店がこうなると本当に寂しい思いです。

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最後に出てくるお客さんを眺めていると、買い物袋を持ってる人が少なかったんですよね。
まぁそういうことだよなとも思いました。
ここがまだ鴨池ダイエーのころ、ニーズの多様化が進む中で「なんでもあるけど欲しいものがない」という声も増えてきてダイエー創業者の中内㓛さんが「消費者のことがわからなくなった」とおっしゃっていたそうです。
消費者というくくりも細かくなり、その人が今欲しいものをおすすめするということがかなり精度高くできるようになりつつあります。
そんななかで、こういう商業施設の在り方は大きく変わってきたのではないかと思います。
一方で、必要無くなったかというとそうでもなく、東開町や姶良のイオンは毎日めちゃくちゃたくさんの人がきていて、当時の鴨池ダイエーのような風景を見ることもできます。
鴨池ダイエーと呼ぶ人も最後まで多く、そういう意味では鴨池イオンになりきれなかったというのもあるかもですが、郡元・鴨池民に聞くと「普段の買い物する場所がなくなってマジでどうしようと思ってる」という声をたくさん聞きます。
近年は、マックスバリューさんのような場所になっていたのかもです。

誰に対してどういう場所であるかというのは、時代とともに変わっていくなと思いました。
鴨池ダイエー、鴨池イオン、この場所はなくなりますが、また新しい場所になって生まれ変わるそうです。

新しい場所を作る人たちがまたやってやるぞという気持ちで、我々鹿児島のみんなが行きたくなるような場所になっていけばいいなと思ったところでした。

ありがとう俺たちの鴨池ダイエー、地元民の鴨池イオン、そして僕の鹿児島市内のデカいダイエー。

そいじゃあまた!

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