鹿児島の離島、喜界島。サンゴ礁が隆起してできた美しいこの島は、美味しい黒糖焼酎の産地として知られていますよね。
そんな喜界島で、島の未来をかけた新たな挑戦が始まったという、ワクワクするニュースが飛び込んできました! なんと、島の基幹作物であるサトウキビを原料に、世界中で愛されるお酒「ラム」を造るプロジェクトが本格的にスタートしたんです!
その名も「喜界蒸溜所」。一体どんなお酒が生まれようとしているのか、その気になる詳細をご紹介します!

■なぜ喜界島で「ラム酒」?島の未来をかけた挑戦
「喜界島といえば黒糖焼酎なのに、どうしてラムなの?」 そう思われる方もいるかもしれません。実はこのプロジェクトの背景には、島の未来を見据えた熱い想いがありました。
多くの離島が抱える人口減少という課題は、喜界島も例外ではありません。島の主産業を支えるサトウキビの価値を、もっと高め、世界に発信できないか?
そこで着目したのが、黒糖焼酎と同じくサトウキビを原料とする「ラム」でした。 黒糖焼酎は鹿児島の誇るべき文化ですが、世界的な知名度はまだまだ。一方で「ラム」は、世界中の誰もが知るスピリッツ(蒸溜酒)のカテゴリーです。 島の宝であるサトウキビを、「ラム」という世界共通言語に“翻訳”することで、喜界島の魅力を世界市場へ届けよう!という壮大な挑戦が始まったのです。
■ただのラムじゃない!「KIKAI RUM」3つのスゴいところ
今回誕生する「KIKAI RUM」は、単に海外のラムを真似たものではありません。そこには、私たちを唸らせる、たくさんのこだわりが詰まっていました。
特長①:最強の布陣!酒造りと販売のプロが集結
このプロジェクト、実は3つの会社が力を合わせた合弁事業なんです。
- 喜界蒸溜所:島でのお酒造り(仕込み・蒸溜・熟成)を担当。
- 喜界島酒造:長年の黒糖焼酎造りで培った技術と、地域との繋がりを提供。
- ジャパンインポートシステム:ラムの輸入実績が豊富な、販売と品質管理のプロ。
製造から販売まで、それぞれのプロフェッショナルが集結していると聞けば、とんでもなく本格的なラムが生まれる予感しかしませんよね!
特長②:目指すは「日本の美」。和食に寄り添うラム
「KIKAI RUM」が目指すのは、日本ならではの熟成ラム。 派手な香りや味わいではなく、繊細な和食にも通じる「透明感」「フルーティーさ」「自然な旨み」を大切にしているそうです。 樽でじっくり熟成させることで生まれる奥行きと、心地よい余韻。食事と一緒に楽しめるラムなんて、なんだか新しい世界が広がりそうですね!
■鹿児島ならでは!編集部が妄想する「KIKAI RUM」の楽しみ方
この新しいジャパニーズ・ラム、鹿児島に住む私たちならどう楽しむのが最高でしょうか?発売前に、勝手に楽しみ方を妄想してみました!
【ペアリング編】鹿児島の郷土料理と合わせてみたい!
「和食に合う」と聞いたら、試してみたくなるのが鹿児島の郷土料理との組み合わせ。 例えば、きびなごのお刺身や、地鶏のたたき。フルーティーなラムが、素材の味をキリッと引き立ててくれそうです。黒豚の角煮やとんこつといった、甘くて濃厚な料理と合わせると、お互いの旨みが引き立ち、最高のマリアージュが生まれるかもしれません!
【おでかけ編】ラムを味わいに、喜界島へ旅に出る!
この「KIKAI RUM」の誕生をきっかけに、喜界島へ旅に出てみるのはいかがでしょうか。 どこまでも続くサトウキビ畑や、エメラルドグリーンの海を眺めながら、その土地で生まれたラムを味わう…。考えただけでも最高の贅沢です。将来、蒸溜所見学などができるようになったら、島の新しい観光の目玉になりそうですね!
今回は、喜界島で本格的に始動した国産ラム事業「喜界蒸溜所」についてご紹介しました。 島の未来を想う人々の熱意と、プロフェッショナルたちの技術が結集して生まれる「KIKAI RUM」。 その記念すべき最初のボトルは、2025年10月に限定発売される予定とのことです。
一体どんな味わいなのか、今から期待で胸が膨らみますね。 気になった方は、公式サイトやInstagramをフォローして、続報をお見逃しなく!
【会社概要】
- 株式会社 喜界蒸溜所
- 公式サイト:https://kikairum.com
- Instagram:@kikairum

