みなさんこんにちは、カゴシマニアックス編集部です。
姶良市加治木町に、毎年6月になると国内外から注目を集める伝統行事があります。その名も「くも合戦」。コガネグモのメスを戦わせる、全国的にも珍しいこのイベントは約400年の歴史を誇ります。

島津義弘公が起源、ユネスコ未来遺産にも登録
くも合戦のルーツは、戦国大名・島津義弘公が文禄・慶長の役(1592〜1598年)の陣中で兵士を鼓舞するために始めたとされています。400年以上の時を経て現在も受け継がれ、平成30年(2018年)12月には公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「プロジェクト未来遺産2018」に登録。「くも合戦保存会」を中心に、地元小学校や県立加治木工業高校ラグビー部など、地域全体で守り続けています。
大会は3部門構成、ルールも本格的
2026年大会は6月21日(日)午前8時30分〜午後4時、姶良市役所加治木支所「あみかけスクエア」(姶良市加治木町本町253)で開催。
大会は3部門で構成されています。
- 優良ぐもの部:裃姿の審判員が、スタイルや色艶・姿形の美しさを審査
- 合戦の部:長さ60cmの横棒「ヒモシ」の上で1対1の真剣勝負。相手のお尻に糸をかける、噛みつく、ぶら下がった相手の糸を切るなど4パターンの勝敗ルールあり。1人3匹出場し、各クモ最大3回対戦する
- 王将戦の部:合戦の部で3連勝したクモのみ出場できるトーナメント形式のチャンピオン決定戦
小学生から合戦歴50年以上のベテランまで、毎年100人超がエントリーする本格的な大会です。
出場申込は6月18日締切
合戦の部への出場希望者は、大会当日にコガネグモのメス3匹を用意できることが条件。申込締切は6月18日(木)午後4時必着です。氏名・年齢・性別・住所・電話番号を添えてお申し込みください。
- FAX:0995-55-8354
- 申込フォーム:https://logoform.jp/form/wy6B/1541014
出場したクモは大会終了後、すべて元の生息地へ返すのが鉄則。噛みつきによる決着の直前で軍配を上げるなど、クモが傷つかないよう細やかな配慮がなされているのもこの大会ならではの精神です。温暖化や農薬の影響でコガネグモの数が激減している現在、その希少さも合わせて実感できる貴重な機会になるかもしれません。
地域の歴史と生き物への敬意が融合した、唯一無二の伝統行事をぜひ体感してみてください。
参照元: くも合戦(姶良市公式サイト)

