どうも、僕です◯┓
これ、わかりますか?
そう、トライダガーXです。
鷹羽リョウくんが操るマシン。
コーナリング性能を捨ててただただストレートの速さだけにこだわったまさに漢のマシンなのであります。
最後は沖田カイくんのビークスパイダーの風圧みたいなやつに真っ二つにされるという最期を遂げます。
鷹羽リョウくんはさらなる強いマシンを求めて・・・
という男気を感じずにはいられない名機です。
そしてこちら。
そうです。ブラックセイバーです。
セイバーシリーズで唯一(多分)の「可変ウイング」を搭載したマシン。
これを操る黒沢太くんことブラック黒沢はこの機体にノコギリの刃を仕込んだバトルスタイルで戦っていました。
ダウンフォース性能を調整できる可変ウイングというギミックは僕の心を鷲掴みにしました。
プロトセイバーが発売されるまで、メインマシンでした。
・・・ここまでの文章を見て「アツい話が始まったぞ」と思わない方はここで記事を閉じてもらっていいです。こんな話が延々と続く記事です。
ついて来れる方はよろしくおねがいします。
先程の機体は、実機ではなく先日リリースされた「ミニ四駆超速グランプリ」で走らせるマシンとなります。
このアプリはガチャなどで手に入れたマシンを走らせてライバルと戦うアプリ。
ストーリーモードではダッシュ四駆郎、爆走兄弟レッツアンドゴーなど僕らの心を掴んで話さなかった作品の主人公やライバルたちが登場します。
このアプリ、3万近くの評価がついていますが、☆4.6という驚異の数字を叩き出しています。
おそらく僕のような昭和後期(昭和50年〜60年代)生まれの元キッズたちがダウンロードしてるはず。
リリース直後から、すげー重かったり、イベントが開催できずに長いメンテに入ったり。
それでもこの評価なのはなぜか。
そう、僕ら昭和後期世代は「大人に裏切られ慣れている」のです。
度重なる発売延期、煽るだけ煽って発売されたモノの「コレジャナイ」感を日々感じさせられながら育ったのです。
そして、ミニ四駆のパーツを買うために握りしめたお小遣いは「ヤンキーにカツアゲされる可能性」を抱えながら、必死で守っていたのです。
荒野行動でイキるキッズたちとは鍛え方が違うのです。
そんな元キッズたちの寛容な評価、優しい世界となっているのです。
ゲーム自体は非常に出来が良いです。
高いパーツを付ければ勝てるわけじゃない。
コースに応じたセッティングが必要です。
いたでしょ、「やたら高いパーツをつけまくってクソ遅いやつ」。僕です。
そして、レースに挑むにあたって「パワーチャンプゴールド(電池)」を使うか否かの選択肢もあります。
ここぞというときのために1つ2つレーサーズボックスに忍ばせているとっておきの電池もアイテムとして存在しています。
もったいなさすぎて、僕はまだ使えずにいます。
めっちゃ面白いアプリが出たなぁと思っていると、昔のミニ四レーサー時代のことを思い出しました。
鹿児島でも色々なお店でミニ四駆を楽しめました。
黒木文化堂(閉店・旧姶良郡牧園町)
今のようにインターネットもなかった時代。
僕はコロコロコミックで仕入れた情報を元に、地元で唯一ミニ四駆を扱っていた文具店、黒木文化堂(通称:クロキ)に通っていました。
そろそろ発売されているはずという新しいパーツやマシンが入荷されるのを心待ちにしていました。
小学校の下にあったので毎日のように行っていました。
ちなみに、一世を風靡していた噛みつきばあちゃん(ばあちゃんの入れ歯が消しゴムになっているやつ)もここで入手していました。
いつの間にかなくなってしまいましたが、霧島の山奥でミニ四キッズたちの聖地だったこのお店の思い出は語り継いで行かねばなりません。
マルタカヤ模型店(霧島市)
地元の文具店など品揃えがとてもいいとは言えないショップで辛酸を舐めさせられていた霧島キッズたちの憧れの場所です。
精巧な模型を作る方がいらっしゃるということで今でもたまに話題になる名店です。
ここにはデカいコースが設置されていて、ここでマイマシンを走らせることが我々田舎ミニ4レーサーたちの誉れでありました。
店内には国分のシティボーイたちがひしめき合っていました。あいつらがレーサーズボックスを持つ姿におびえていました。
「やはり都会民たちにはかなわんな・・・」と痛い目にあったのも今ではいい思い出です。
中森模型店(鹿児島市)
そして、鹿児島中のミニ4キッズたちのあこがれの場所(のはず)、中森模型店であります。
山形屋に連れて行ってもらえるときは必ずここも訪れていました。
ここには、地元では手に入らないレアなパーツも販売されていました。
謎のメーカーのモーター(弾丸モーターなど、鬼のように早いけどすぐ壊れるやつ)やローラーなどを掴まされていた我々にとって、タミヤ純正のレアパーツは垂涎の的だったのであります。
当時の店長さんに「牧園からきました!」と伝えると、「おお!牧園の子なら黒木文化堂でいつもは買ってるんだね?」と言ってもらい、「牧園のような田舎の店まで知っているなんて、この親父タダモノではないな」と胸を踊らせたのを覚えています。
現在は違う方がお店に立っているなどの噂で、やってないことも多いようです。
ここも思い出のお店であります。
(鹿児島)市内キッズたちはバロンや福地模型など充実した環境でミニ四駆を楽しめていたようですが、僕ら田舎民はコロコロコミックと地元の模型店だけで十二分に楽しんでいました。
今も大人から子どもまでミニ四レーサーたちが存在しているようですが、僕のように「さすがにもうあそこまでやれんな」という人でもアプリを使えばミニ四駆を楽しめる。いい時代になったものです。
そいじゃあまた!