GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社は2025年7月23日、企業や自治体のメタバース活用を包括的にサポートする新サービス「メタバース活用パッケージ byGMOペパボ」を開始しました。また、自治体に特化したプランも同時に提供を開始。鹿児島にもオフィスを構えるGMOペパボが、地域課題の解決にも貢献するとのことです。

メタバース活用の課題をワンストップで解決
近年、企業や自治体にとってメタバースは、物理的な制約を超えて情報を発信できる新たなPR手法として注目されています。特に若年層やデジタルネイティブ層との接点創出、採用活動、観光誘致、商品発表イベントなど、幅広い分野での活用が期待されています。
しかし、メタバース導入には「目的の明確化」「効果測定の設計」「開発コスト」「専門人材の確保」といった課題も多く、導入に踏み切れないケースも少なくありません。
GMOペパボは、これまで培ってきたクリエイター支援のノウハウを活かし、これらの課題を解決するべく「メタバース活用パッケージ byGMOペパボ」の提供をスタート。企画提案から導入、運用改善までを一貫して支援することで、企業や地域の課題解決に貢献します。
自治体向けプランで地域活性化を支援
地方自治体では、人口減少や高齢化による地域経済の縮小、文化継承の担い手不足が深刻化しています。こうした課題に対し、メタバースは距離や時間の制約を超え、地域の文化や風景をリアルかつインタラクティブに伝える有効な手段として期待されています。
「自治体向けメタバース活用支援プラン」では、通常のパッケージ内容に加え、メタバース導入のための関係者や議会への説明会実施、さらには国の交付金・助成金の調査・申請支援まで可能となり、よりきめ細やかに自治体のニーズに応えます。
鹿児島県日置市の『ネオ日置』プロジェクトをGMOペパボが支援!
そして、注目すべきは、鹿児島県日置市が以前より取り組んでいるメタバースプロジェクト『ネオ日置』へのGMOペパボの支援です。
GMOペパボは、この『ネオ日置』プロジェクトにおいて、新たにワールドの企画、制作、運用支援を担うことを発表しました。具体的には、日置市内の「南方神社」「徳重神社」「神明神社」の3つの神社を題材としたVRChatのワールドを制作し、2025年11月に公開予定です。
このワールドでは、県指定無形民俗文化財にもなっている「伊作太鼓踊り」「徳重大バラ太鼓踊り」「大田太鼓踊り」の3つの太鼓踊りを体験できるようになるとのこと。伝統文化の継承者減少という全国的な課題に対し、メタバース上で体験機会を提供することで、日置市の魅力発信にとどまらず、新たなスタイルの踊り手の育成・確保にも繋がることが期待されます。
鹿児島から全国へ、メタバースの可能性を広げるGMOペパボ
GMOペパボは、鹿児島にも拠点を持ち、地域に根ざした活動も積極的に行っています。今回の新サービスは、その知見と技術を活かし、企業や自治体が抱える課題解決にメタバースという新たな選択肢を提供します。特に、鹿児島県日置市の伝統文化をメタバースで体験できる『ネオ日置』プロジェクトは、地域活性化の新しいモデルとなるかもしれませんね。
参照元:企業・自治体などに向けた新サービス「メタバース活用パッケージ byGMOペパボ」を7月23日に開始(PRTIMES)

