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【さつま町】地域ブランド「薩摩のさつま」が5周年。単なる商品認証じゃない、人と未来を育てる取り組みがすごい。

鹿児島県のさつま町で、今、とっても熱い地域づくりの動きがあるのをご存知ですか?

その名も、地域ブランド「薩摩のさつま」。

さつま町の素晴らしい産品を認証するこの取り組みが、協議会設立から5周年を迎え、単なるブランドの枠を超え、人と人をつなぎ、町の未来を育む大きな力になっています。今回は、そのすごい取り組みの中身をご紹介します!

「薩摩のさつま」って、そもそも何?

「薩摩のさつま」は、「褒め合い・支え合い・地域愛」をテーマに、さつま町の優れた特産品を認証する地域ブランドです。

でも、ただ商品を審査してシールを貼るだけじゃないのが「薩摩のさつま」のすごいところ。 合言葉は「おとなりさんのソムリエ」。

自分の商品だけでなく、お隣で頑張る事業者の商品の魅力も、まるでソムリエのように語り、伝え合う。そんな事業者同士の温かい関係性を育むことを大切にしているんです。

5年間で生まれた「熱量」と「つながり」

2022年に初めて18商品が認証されてから、現在では32事業者・52商品が登録されるまでに成長。

この5年間で、町内外でのイベント出店は年間30回以上、他県の道の駅への販路開拓やオンラインショップの立ち上げ、SNSでの発信強化など、その活動はどんどん広がっています。

しかし、本当にすごいのは、外向けの実績だけではありません。参加する事業者の皆さんの意識の変化です。

「地域のことを自分事として考えるようになった」 「さつま町の未来のために何かをしたい」

そんな声が上がるようになり、商品だけでなく、“人と意識”が大きく動き出しているのが伝わってきます。

互いのファンになる!ユニークな「事業所見学」

「おとなりさんのソムリエ」文化を育むユニークな取り組みが、認証セミナーの一環で行われる「事業所見学」です。

お互いの職場を訪ね、ものづくりへの想いやこだわり、苦労に直接触れる。そうすることで、商品カタログを読むだけではわからない、作り手の“顔”や“情熱”が見えてきます。

過去の参加者からは、 「みなさんの熱意、情熱に感銘を受けました」 「誠実な取り組みに“職人魂”を感じ、よい刺激を受けました」 といった声が寄せられているそう。

こうして互いへのリスペクトが生まれ、自然と「あの人の作るアレは、本当にすごいんだよ!」と語れる「おとなりさんのソムリエ」が育っていくんですね。

未来へつなぐ!売上の一部が子どもたちのために

「薩摩のさつま」の取り組みは、町の未来、つまり子どもたちにも繋がっています。

認証シールが貼られた商品が1つ売れるごとに、売上から10円が寄付され、町の子どもたちの教育やスポーツ振興のために活用される仕組みがあるんです。

2023年には、地元の中学生たちと一緒にバス待ちのベンチを製作して寄贈するなど、地域と未来をつなぐ素敵な活動も生まれています。

5周年の節目に、新たな一歩を。

5周年を迎える今年、さらに取り組みを進化させるため、7月9日から「実践型認証セミナー」が新たに開講されます。

外部講師を招き、商品の魅力をさらに磨き上げるだけでなく、事業者同士のつながりを一層深めるプログラムが用意されているとのこと。

薩摩のさつまブランド推進協議会の堀之内力三 幹事長は、「挑戦する姿勢を大切にしながら、町の人たちにも『自分ごと』として関心を持ってもらえるよう、多様な立場の人たちが関われるブランドとして育てていきたい」と、今後の展望を語ります。

さつま町の逸品が生まれる背景には、こんなにも熱い想いと、未来を見据えた素敵なストーリーがありました。

皆さんもぜひ、イベントやオンラインショップで「薩摩のさつま」のロゴを探してみてください。その商品を手に取ることは、さつま町の頑張る事業者さんたちと、町の未来を応援することに繋がっています。

【2025年度 認証セミナー概要】

  • 開講時期: 2025年7月~2026年1月(全5回)
  • 内容: ブランドの理解、商品の魅力掘り下げ、事業所見学、発信力強化のワークショップ、新認証品発表会など。
  • 詳細: 参加対象や条件などの詳細は、さつま町役場や商工会などで配布されるチラシをご確認ください。
【さつま町】地域ブランド「薩摩のさつま」が5周年。単なる商品認証じゃない、人と未来を育てる取り組みがすごい。
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【さつま町】地域ブランド「薩摩のさつま」が5周年。単なる商品認証じゃない、人と未来を育てる取り組みがすごい。
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▼さつま町ってこんなところ 鹿児島県の北西部に位置する「竹のまち」。超早掘りたけのこをはじめ、お米や果物、お肉などの農林畜産物が豊富。宮之城温泉や紫尾温泉といった名湯が楽しめる「奥さつま温泉郷」も魅力です。

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この記事を書いた人

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