どうも、僕です◯┓
鹿児島と言えば焼酎。
消費量も全国屈指なわけですが、鹿児島キッズたちにとっては「おっさんの飲み物」「水と間違えて飲んだことがある(飲まされているわけではない、最近はかなり気をつける家庭が多く聞かなくなってるけど昔は結構あったのです)」など、あまり好きな存在ではなかったはず。
ところが、年齢を重ねるにつれていつの間にか愛すべき存在になっていく焼酎。
みんないつから美味しく飲めるようになったのでしょうか。
カゴシマニアックスで、X上でアンケートを取ってみました。
アンケート結果を数字で見る
「焼酎を美味しいと感じ始めた年齢は?」
年齢層 | 割合 | 票数 |
---|---|---|
20〜25歳くらい | 31.8% | 142票 |
30代になってから | 30.0% | 134票 |
26〜30歳くらい | 24.6% | 110票 |
それ以降(40代以上) | 13.6% | 61票 |
総投票数 | 100% | 447票 |
数字から見える2つの傾向
1. とりあえずお酒が飲める20歳を超えてから飲み始める
アンケート結果で最も多かったのは「20〜25歳くらい」の31.8%。これは大学生活や社会人デビューの時期と重なります。
新社会人の仕事として、「一番下座に座って焼酎を注ぐ係」というのがあります。最近はなかなかこれをやれというのは難しいですが、デキるやつはこれをそつなくこなすんですよ。そつ(焼酎)だけにね。そして、ちゃんとみてる上司に可愛がられるので最初は頑張ってやるのも悪くはないと僕は思うんですけどね、こういうのをちゃんと見てるかを判断する手法でもあるんですよ。「若手は当たり前にやるもんだ」と思うのか「これは大変だけど今は頑張れ」と見てくれているのか、そういう風に眺める余裕ができる頃にはあなたもきっといい若手になっているはずです。最初は大変なんですが、慣れてくると楽しいものなのです。まぁ時代ですからね無理強いはしません(個人の感想です)。
逆にいうと3割しかこの年代で美味しいと思わないという見方もできます。
焼酎ってとっかかりの悪いがちなお酒でもあるので、若い方には敬遠される傾向があるのも事実です。
最近ではフレーバー系焼酎が出てきたりソーダ割りがあちこちで飲めるようになったりして、若い人にも好まれる味わいや飲み方が増えてきたような気がします。
だいやめといったフレーバー系焼酎をきっかけにゴリッとした芋焼酎を飲み始めたなんて話も聞きます。フレーバー系がゲートウェイ焼酎になっていたりもするようです。
2. 30代以降の”焼酎再発見”現象
興味深いのは、30代になってから焼酎の魅力に目覚める人が30%と、若年層とほぼ同じ割合を占めていること。さらに40代以上でも13.6%の方が焼酎の美味しさを発見しています。
これは年齢を重ねるにつれて味覚が変化し、焼酎の深みや香りをより楽しめるようになる「味覚の成熟」が関係していると考えられます。また、仕事の付き合いや接待の場で改めて焼酎の魅力に気づくケースも多いようです。
僕はここの層が一番多いんじゃないかなと予想していました。
鹿児島の食べ物と相性がいい焼酎
天文館の居酒屋メニューを焼酎のソーダ割りで流し込むと「世の中にこんなうまいものがあるのか」とか「鹿児島に生まれてよかった」なんて思うこともあるのですが、やはり食べ物との組み合わせはこだわりたいところ。
アンケートのリプライ欄には、焼酎と一緒に楽しみたい料理についても多くの意見が寄せられました。特に人気だったのは以下の組み合わせです。
鹿児島焼酎×ローカルフードベスト5
- 鶏刺し・鶏料理(特に甘い醤油を使った鹿児島風の味付け)
- カツオのたたき(薬味たっぷりで香りを楽しむ)
- おでん(特に冬場のお湯割りと相性抜群)
- ゴーヤ料理(夏場の苦みと焼酎の組み合わせ)
- 新ジャガイモのポテトフライ(シンプルな味わいが焼酎を引き立てる)
地元の方からは「鹿児島の鶏料理と焼酎の組み合わせは天国」「ささみの燻製と黒麹焼酎の相性は抜群」といった具体的なコメントも多数寄せられました。
鹿児島の甘い味付けと合うのかもわかりませんね。
焼酎の楽しみ方ベスト3
焼酎の飲み方についても、年齢層によって好みが分かれる結果となりました。
1. お湯割り(特に芋焼酎)
30代以上に圧倒的な支持を得ているのがお湯割り。「焼酎の香りが立ち、芋の甘みが引き立つ」という意見が多数。特に冬場の鹿児島では定番の飲み方です。
人肌くらいのぬるめがよいらしいです。
一方で、若者が焼酎を嫌う原因となる飲み方でもあるので、あまり無理強いはしないほうが良さげです。
おいはこいがよかたっがと飲むのがお湯割りのカッコいい飲み方かもです。
2. ソーダ割り
20代を中心に人気急上昇中なのがソーダ割り。「すっきりとした飲み心地で初心者にもおすすめ」という声が多く、近年若者の焼酎デビューを後押しする飲み方として注目されています。
天文館あたりの居酒屋ではメニューに書いていないようなところでも基本的にソーダ割りで飲めます。
ハイボールのソーダがあるのでいけるはずです。
「ソーダ割りってできますかね」と聞いてみましょう。
あと、県外勢にまだ知られ尽くしていない飲み方でもあるので、みんなで広めましょう。
3. 水割り(特に黒麹系の焼酎)
「焼酎本来の味わいを楽しむなら水割り」という焼酎通からの支持が高い飲み方。特に黒麹を使った深みのある焼酎との相性が抜群です。
僕は「焼酎はロックしか認めない」なんて思っていた時期もありましたが、お湯割りでマイルドに飲めるのも大人の嗜みではないでしょうか。
水だけでなく、お茶で割るのも美味しいのです。
焼酎の美味しさは「いつか必ず訪れる」と信じたい、鹿児島民だからね
今回のアンケート結果から見えてきたのは、焼酎の美味しさを感じる瞬間は人それぞれであり、若い頃から楽しむ人もいれば、年齢を重ねてからその魅力に気づく人も多いということです。
鹿児島の焼酎文化は、単なる「お酒」を超えた地域の誇りであり、その楽しみ方も多様化しています。まだ焼酎の魅力に出会えていない方も、ぜひ自分に合った飲み方や食べ合わせを探してみてください。
あなたにとっての「焼酎が美味しいと感じる瞬間」は、きっとどこかで待っているはずです。
そいじゃあまた!